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【読書】「四つ話のクローバー」(水野敬也著)

読書記録
11 /25 2011
今のだらしない生活から抜け出そう!

仕事ができない、自分はダメな人間だ、と落ち込んで愚痴を言ったり、他人をうらやんだりしている暇があったら、少しでも自分を成長させよう!

と、強く決心させてくれた「夢をかなえるゾウ」。
その著者の作品「四つ話のクローバー」を読みました。


【内容】
4つの心温まる話から構成。著者らしく、ひとつひとつの物語の中に人生哲学を含めている。1話目は成功するための努力の話。2話目は幸せとは。3話目は共感の話。4話目は生と死の話。
この本の表紙の小熊は4話目の主人公。小熊は氷でできた遊園地の出し物。シーズンが終わり、展示室の冷房が切られた。小熊の父親と小熊はどうにか自分たちの体が維持できるような冷凍場所を探そうと、夜の遊園地内をかけまる。 
怖いから背筋が凍る?・・・お化け屋敷、ジェットコースターetc

しかし、十分な場所は探せない。

最後に行き着いたのは、遊園地で最も古い観覧車。
身体はどんどん溶けて行き、いよいよ小熊は形をなくしていく。
その死をみ詰めなければならない、父親熊。死を自然なこととして受け止めるよう、話しかける観覧車。
そして、最後に父親熊がとった行動とは・・・。

【感想】
一話あたり30分もあれば読めます。どの話も読了後、ジーンと胸にくるものがありました。特に小熊の話は、本当に泣けました。子どもを思う父の気持ち、死をどう受け止めたら良いのか。人生でもっともつらいことの一つ、それをどう捉えるのか。人生というものの尊さをたった30分で教えてくれます。
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Chiisaizou

飽きっぽく、根性なし。でも好奇心と向上心、まじめさだけはひと一倍です。妊娠・出産期間にMBA取得。離職から二年半で再就職。保育園に子どもを預け、現在、休日出勤・出張ありのフルタイムで働いています。英検一級取得と定期的な運動習慣の獲得が現在の目標です。